このたび、友人が相続を受けました。
それで、私にどのように対応したらいいのだろうか?と相談してきてくれたのですが、聞く限り、それは私がイメージしていた一般の相続とは様子が違うようでした。
どうやら、友人の父親が多額の借金を抱えて亡くなってしまったようで、このまま相続を受け継ぐと、友人は自動的に負債者となってしまうということだったのです。
これには、友人も真っ青でしたし、私も何とかして助けてあげたいと思って、いろいろ調べてみたところ、相続放棄という選択肢があるということがわかって、友人にアドバイスしてあげました。
相続を放棄することによって、相続があったけれども、相続人としては取り扱われないということになるので、負の財産を受け継ぐ必要がなくなるのです。
もちろん、正の財産に関する相続の権利も失いますが、結果として、負債者になるのを防げるということで、その選択肢は友人にとっては、最良の選択ということになりました。