相続を引き継ぐか放棄するのか、遺族のなかにはその判断に悩まされていることも少なくありません。
すべてがメリットだけならいいのですが、デメリットなども含まれているからです。
たとえば、故人がマンション経営をしていたとき、相続するときそのマンションを受け継ぐことになります。
一見メリットが大きいように思いますが、マンション経営を管理していく手間がかかってしまうのです。
そこにマンション経営にかかったローンなどがあると金銭的にはプラスになっても手間隙がかかってしまうマイナス効果が生まれてきてしまいます。
このように、相続放棄するか否かは実際のところ金銭的な理由だけではなく、受け継いだ資産の管理のあり方も考える必要があるわけです。
相続人の多くは社会人として職を持っていることが多いため、その手間隙がかかることが大きなネックとなってしまいます。
故人の財産を相続するというのは、一般の人々が思っている以上に大変なことなのです。